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スッキリした腸内バランスは「善玉菌2:悪玉菌1」

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私たちの腸の中には、善玉菌と悪玉菌が存在しています。

みなさんも耳にしたことがあると思いますが、善玉菌の代表はビフィズス菌です。

悪玉菌は、あまり知られていないと思いますが、病原性の大腸菌、ウエルシュ菌、フラジリス菌などがその代表例です。

常に、この善玉菌と悪玉菌がぎゅうぎゅうにひしめき合っています。

しかし、腸内の細菌をすべて善玉菌にすることはできません。善玉菌が増えすぎると逆に腸にとって悪い影響を与えることもあるんです。

スッキリした腸のベストバランスは、腸内細菌の全体を10とすると、善玉菌2、悪玉菌1の割合です。

あれ?でもこれだとちょっとおかしいですね。残りの7はどこにいったのでしょう?

実は、腸内細菌には、善玉でも悪玉でもない「日和見菌」というのもあって、この「日和見菌」こそが、残りの7の部分なのです。

代表は、非病原性の大腸菌なのですが、日和見菌の大半はまだよくわかっていない未知なる菌なんです。

膨大な数の腸内細菌の中で、はっきりと存在が定義づけられているのは3割ぐらいの善玉菌と悪玉菌、そしてわずかな日和見菌だけなんです。

日和見菌は、その名が表しているとおり、善玉でも悪玉でもない、どっちつかずの菌です。まるで選挙の浮動票のように、善玉菌が優勢になれば善玉的な働きをしますし、悪玉菌が優勢になれば悪玉的な働きをします。

日和見菌を味方につけるためには、善玉菌2、悪玉菌1というバランスがベスト―――

これくらいの割合で悪玉菌を抑え、善玉菌優勢の状態をつくっておくことが重要なんですね。