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どうして腸がスッキリすると痩せられるの?

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「最近、なんだか下腹がでてきたな」「お腹まわりのぜい肉が落ちない」・・・。

鏡の前に立ち自分の身体をまじまじと見て、「こんなはずでは・・・」と思い、ダイエットに励んでいる人は多いのではないでしょうか。

ムリもありません。40歳前後になると、身体の機能が低下してくるため、誰もが太りやすい身体に変わっていくからです。

20代のころは、ちょっとぐらい食べ過ぎても平気だったと思います。エネルギーが活発に消費して、身体に溜め込むこともありませんでした。

しかし、40歳前後となると、そうはいきません。消費活動が低下して、どうしても余剰エネルギーが脂肪となって、身体に溜め込まれてしまいます。

自然の摂理」といってしまえば、それまでですが、何もしなければ何も改善されませんよね。

だからみなさん、食べる量(カロリー摂取)を減らしたり、糖質(炭水化物)の制限をしたり、運動したり、といった努力をします。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

みなさん、その努力は本当に報われるのでしょうか?

というのは、最近の研究で、「太りやすい」か「太りにくい」かは、食べる量を減らしたり、運動したりといった外的要因以上に、内的な要因に左右されることがわかってきたんです。

つまり、「太りやすい」か「太りにくい」かは、「腸の働きがいいか、悪いか」(腸内環境がいいか悪いか)で変わってしまうということなんです。

たとえば、同じ量、同じカロリーのものを食べても、太る人と太らない人がいますよね。そんな差が生まれる理由も、「腸の働き」をひもとけば、きちんと医学的に説明することができます。

腸は、小腸から大腸、直腸までのすべてを指しますが、とくに重要なのは「大腸」です。ご存じのとおり、大腸は胃や小腸で消化・吸収した食べかすが、最後に行きつく場所です。

そこでも栄養素の吸収は行われるのですが、「大便がつくられる場所」というイメージが先行してしまい、あまり日の目を見てきませんでした。

しかし、近年、私たちの健康を大きく左右する臓器として、大腸が脚光を浴びています。

肥満との関係も例外ではありません。同じ量、同じカロリーのものを食べているのに、太る人と太らない人の差が生まれるのは、実は大腸の働きに差があるからなんです。

大腸の働きが正常な人は、食べかすが運び込まれてきたら、速やかに便にしてスムーズに排泄できます。

だから、いつも腸がスッキリとした、健康な状態を保つことができるのです。

ところが、この排泄機能がきちんと働かないと、大腸にどんどん食べかすが溜まってしまい、腸内環境が悪化します。食べかすが腸に溜まってしまうと、放置された生ゴミと同じように次第に腐敗し、有害物質が発生するからです。

しかも、この有害物質が厄介なんです。腸壁から染み出て血液にのって全身に回ります。

すると、どうなるでしょうか。

腸で生まれた有害物質の毒によって、全身の細胞は本来の能力を発揮できなくなり、やがて代謝能力(カロリー消費能力)の低下を引き起こします。

つまり、腸の働きが悪いと、全身のカロリー消費能力までもが低下し、太りやすくなってしまうのです。

なので、がまんして食べる量を減らしたり、がんばって運動したりすること以上に、まずは腸内環境を整えて、腸をスッキリさせましょう。

それが太りにくく、若々しい身体をつくる近道だといえます。